2024.10.20 教室だより

中央銀行の役割~政策金利~

こんにちは。
F学キッズ木場駅前校の会沢です。

10月になり、やっと涼しいと感じられる日が出てきましたね。

さて、記念すべき第一回のブログでは、授業でお話ししようと考えていたがボツになってしまった”政策金利”のお話をしたいと思います。

先月までの授業で銘柄の選び方を学習しました。そこで選んだ株の値動きを確認したのが今月の授業です。しかし、そこで株価を動かす要因である政策金利については、軽くしか触れませんでした。

今回のブログでは、そこを深掘っていきたいと思います。

さて、まずは復習で基本からです。
政策金利を定めているのは、各国の中央銀行です。
日本だと日本銀行。
イギリスだとイングランド銀行。
では、アメリカは?
実はアメリカ銀行ではないんです。
連邦準備制度理事会といって、英語のFederal Reserve Boardの頭文字をとってFRBと呼ばれることが多いです。
ニュースにもよく出てくるワードですので、覚えておきましょう。

では日本において、政策金利を〇パーセントにするとはどういうことでしょうか?
これは難しい言葉でいうと「無担保コールレート・オーバーナイトを平均的に見て〇パーセントにしますよ」ということです。
簡単に説明すると、金融機関同士が「今日借りて、明日返す」、「今日貸して、明日返してもらう」といったようなすごく短い間でお金の貸し借りをするときの金利を〇パーセントにしますということです。

これとよく間違われるのが、公定歩合です。日本銀行はかつて、公定歩合(中央銀行が民間金融機関に資金を貸し出す際の基準金利)の操作を金融調整の手段として利用してきました。
しかし、現在は公開市場操作(中央銀行が金融市場で民間金融機関との間で行う国債等の売買などのこと)が日銀の金融調節の主な手段となっているため、公定歩合は政策金利としてみなされていません。

アメリカの場合も同様で、米国の民間銀行が資金をやりとりする際に適用される短期金利である、FF金利(フェデラル・ファンド金利)がアメリカの金融政策の誘導目標金利として、FRBによって決定されます。このFF金利は日本の無担保コールレート・オーバーナイトに相当します。

どうですか?
難しいですね。
わからないことがあったら、気軽に質問してください!

F学キッズ木場駅前校
会沢

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