2021.05.23 教室からのお知らせ

クロたん復活!



我が家には、ミニヤギのシロたんとクロたんという双子の兄弟がいます。

 

迎え入れたのは4年前ですが、その前には三国にある福井県畜産試験場に何度も出向いてヤギの飼い方のレクチャーを受け、もし病気になっても大丈夫なように獣医さんも紹介してもらい、器用な夫がヤギ小屋をDIYして、万全の体制をとりました。

 

いざ迎え入れてみると犬猫との違いに驚くことも多々ありましたが、特に病気をすることもなく、ご近所様の優しい見守りもある中ですくすくと育ち4歳になりました。

 

『ヤギに「(食事を)待て!」と出来る技を見つけたらノーベル賞』と言われるほどの食欲魔人のヤギなのに、突然クロたんが何も食べなくなりました。よく観察するとおしっこも出ていません。

みるみる具合が悪くなり、もともとメタボなクロたんがビヤ樽のように大きくなってきたので(これはまずい)と大慌てで獣医さんに電話しますが繋がりません。

 

どうしたらよいのか分からず、藁にも縋る気持ちで福井県家畜保健所に電話をかけ獣医さんに電話した事を伝えると「あぁ、あの先生は亡くなったんですよ」と言われ、びっくりして違う先生を紹介してくれるように頼むと「嶺北にはおひとりしかいませんので」と紹介してもらえた先生の元にクロたんと共に駆け付けました。

 

 

 


全く動かないクロたん。
時々痙攣を起こすので、娘が心配でずっと付き添っていました。
2日に1度のペースで先生の元に通い、その度に沢山の注射を打たれ、でも全然改善しないので(これはダメかも知れない)と最悪の事態を覚悟しました。

 

が、1週間経った頃、壊れた蛇口のようにクロたんから排尿が始まり、狂ったように鉱塩をなめる→水を飲む、を繰り返し、少しずつ草を食べ始め、みるみる改善していきました。

 

そして今では、完全とは言えないまでも随分復活したようです。

やはり若いって凄い! と感嘆しました。

 

 

怒涛の1週間でしたが、今回身に染みて分かったのは『動物病院の先生はヤギが診察出来ない』ということでした。

 

「肉食獣と草食獣は体が違うから」と何人もの先生に言われ、(そういうものなんだ)と妙に納得しました。

ちなみに、家畜用の保険もあるのですが、牛馬豚は加入できてもヤギはできません。未だに謎です。

周辺の教室