2020.12.24 教室からのお知らせ

ピアノを弾いてみようかな、と思った時



(ピアノとは関係ありません。我が家のヤギ、シロたんです)
(勝山市のピアノ教室より松本が拙い文書を掲載しています)

 

 

ピアノを弾くことは、全ての楽器において言えることですが、途方もない忍耐力と努力が必要です。

 

我が子にそれを学んでほしいから、と教室の扉を開ける保護者様はとても多いです。

 

この忍耐力と努力は中々の曲者で、ピアノ演奏を学ぼうとするお子様だけでなく、保護者の方にも求められます。

 

いざ子供に習わせ始めてみたけれど、ちっとも練習しないから辞めます、とおっしゃる保護者様がいる一方で、「この前のレッスンから1回もピアノ弾いてない!」と断言してやって来る強者の生徒さんに、(保護者様は気にならないんだろうか…)とこちらが心配になってしまうケースもあります。

 

 

お子様と保護者様のお稽古事に関しての距離感は、案外難しいものです。

「練習しなさいって言われるとやる気を失う」というお子様に対し、「言わなくても練習して欲しい、けれど練習していないとつい口出しをしてしまう」という保護者様。

 

保護者様の忍耐力が問われるのはそういう時です。

 

 

私は常々「結果ではなく過程を褒めて下さい」と保護者様に言っています。

 

例えば、生徒さんによっては、ひとつの簡単な曲に2ヶ月も3ヶ月もかかる事があります。

保護者様からみれば、(まだこの曲弾いてるの?)(いつになったら先に進むの?)とイライラもされると思います。

 

けれど、何か月もひとつの曲を練習し続ける生徒さんの忍耐力を、私は本当に凄い!と思うのです。

そしてそれを見守られる保護者様の忍耐力はもっと凄いと思います。

 

だからこそ、その忍耐力と努力し続ける過程を、めいっぱい誉めてあげて欲しいと保護者様にお願いしています。

 

動かない指を一生懸命動かそうとしている生徒様の姿に、実はいつも内心感動している松本でした。

 
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