子どもとアートに触れたい!と思っていても、どうアプローチすればよいのか分からない……と感じている親御さんは多いのではないでしょうか。そんな親御さんにおすすめしたいのが、アート絵本です。
今回SUKU×SUKU(スクスク)が紹介するアート絵本は、しかけ絵本『くるっとだーれ?』。本書は逆さまの絵を楽しむ絵本で、赤ちゃんから幼児まで幅広く楽しむことができる内容となっています。単に読み聞かせするだけでも楽しいですが、今回はさらに楽しむためのコツ、お子さんのアートの感性をぐぐっと広げてくれる方法をたっぷりと紹介します!
※本ページはプロモーションが含まれます
目次
株式会社主婦の友社は、2022年8月12日(金)に、しかけ絵本『くるっと だーれ?』を発売しました!
本書は、逆さまの絵を楽しむ絵本!
『どうしてわざわざ逆さまの絵を見るの?』と疑問に感じられる方もいるかもしれませんが、じつは逆さまの絵を楽しむことには、子どもの“アート思考”を育む効果があるのだとか。
“アート思考”という言葉は、教育界でいま注目されているキーワードのひとつで、自分なりの物の見方をすることや常識や概念を疑う思考のことをいいます。
本書の帯にもコメントを寄せている、多摩美術大学特任准教授で子どもアートプロジェクトにも携わる佐宗邦威さんは「逆さまに絵柄を見ることは、子どものイメージ脳(右脳)を育むのにとても有効なアプローチ。ものの見方がひとつではないことを教えるきっかけにもなる」と仰っています。
佐宗さんによると、絵を勉強する際にも、ピカソなどの作品を逆さまにしてそのまま模写するエクササイズを行うことがあるのだそう。逆さまの絵を真似して描くと、どんな効果が生まれるのでしょうか?
佐宗さんは「逆さにした絵は一見意味がない線の集まりに見えるので、ありのまま、線の集まりとしてその物体を見るようになります。さらに、ひとつの形から複数の意味を見出すことになり、複眼的な視点を持てるようになります。絵を逆さに見ることはアート教育の定石といわれていますが、じつはそれがイメージ脳を育むアプローチになるのです」と語られています。
絵を逆さまにして真似することで、イメージ脳が育つなんてびっくり!
おうちでも、逆さまにした本書をお子さんと一緒に真似して描けば、お子さんのアートの感性を伸ばしてあげることができそう!本書を使って、アートへのさまざまなアプローチができそうですね。
とっても楽しい絵本『くるっと だーれ?』ですが、さらに楽しくするためには、どんな点を工夫するとよいのでしょうか。
実生活では7歳と3歳、2児の父でもある佐宗さん。
子どもと絵本を読むときには「絵本を通じてパパと話す」ことが「楽しい!」と感じてほしいと思っているのだそう。
「読んだ本の『何がおもしろかった?』など、読後の子どもとの会話を私は重視しています。絵本は我が家にとって、大切なコミュニケーションツールのひとつです。
今回発売された『くるっと だーれ?』は、ただ親が読むだけではなく『逆さにしたら何に見える?』と、身体と視覚を使いながらコミュニケーションできる点がおもしろいポイントですよね。想像力を働かせながら会話をすると、よりお子さんに深く伝わるものがあるのではないかと思います」
絵本を読みながら子どもの想像力がさらに広がるように言葉がけしてあげることが、絵本をさらに楽しくするコツになるようです!
意識しながら、読み聞かせしてあげたいですね。
また、佐宗氏によるとアート思考を育むためには、ぬり絵も有効手段なのだそう。
「有名なアート作品などを、本当に簡単でOKなので親がスケッチして、子どもに『色を塗ってみよう』と渡してみてください。我が家では『パパが作ってくれたぬり絵だからやる!』と、すごく子どもが喜ぶんです。『くるっと だーれ?』もシンプルな絵柄なので、パパやママがスケッチをしてお子さんに色を塗ってもらうのに向いていると思います。
『パパやママと一緒に完成させるぬり絵』ということで、子どもたちのやる気や思い入れも変わってくると思います。子どもたちの創造的な学びを親御さんもいっしょにぜひ楽しんでみてください」とのこと。
ママパパに読み聞かせしてもらった絵本に色塗りできるとなると、お子さんの喜びもひとしおでしょうね。
まだうまく絵が描けないお子さんでもぬり絵なら気軽に取り組めますし、ぜひ試してみて下さいね!
本書の著者は、大人気絵本『しましまぐるぐる』『いないいないばあえほん』などベストセラーを数多く手がける、かしわらあきおさん。
本書には「うしさんをくるっと逆さまにするとペンギンさんが登場!」「くじゃくさんをくるっと逆さまにするとタコさんに変身!」など、楽しくて驚きいっぱいの絵柄が13パターン登場します。
クイズ形式の展開なので、親子のコミュニケーションツールとしても最適ですよ。
おうちでの読み聞かせにはもちろん、旅行や帰省の移動の際にもおすすめ。
読み聞かせに模写、ぬり絵とさまざまな方面からアートへのアプローチができる『くるっと だーれ?』。
芸術の秋に『くるっと だーれ?』を使って、親子でめいっぱいアートを楽しみませんか。
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