日本文化に親しみ礼儀作法を学べる「茶道」はお子さんの習い事にも魅力的ですよね。しかし「まだ子どもには早いのでは?」と少しハードルの高いイメージをお持ちのママ・パパも多いかと思います。そこで、まずはおうちで気軽にお茶会を体験してみませんか?今回SUKU×SUKU(スクスク)は、モダンな抹茶茶碗や茶道具を販売されている「J-Matcha」のコウヘイさんのYouTubeから、おうちで気軽にできるお茶会のための「お茶道具代替品の探し方」をご紹介します。
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目次
今回SUKU×SUKU(スクスク)がピックアップしたYouTubeはこちら。
モダンな抹茶茶碗や茶道具もを販売されている「J-Matcha」のこうへいさんが、おうちで気軽にできるお茶会のための「お茶道具代替品の探し方」について解説しています。
こうへいさん
茶道教室に通ったことのない人でも家でお茶会は簡単にできます!今日はそのためにお茶道具を安くそろえる方法を紹介します!
ご自宅にあるもの、あるいは100円均一でも見つけられるのだとか。茶道は未経験というママ・パパも、代替品を探して気軽にお子さんと茶道を体験してみませんか?
そもそも茶道ではどのような道具を使うのでしょうか?確認しておきましょう。
こうへいさん
まずはちょっと本格的な道具をご紹介していきます。
・抹茶茶碗
抹茶をいただくときの器です。
・棗(なつめ)
抹茶を入れておくための容器です。
・茶杓(ちゃしゃく)
抹茶をすくうための道具です。
・建水(けんすい)
抹茶茶碗を清めたり温めたりするのに使ったお湯を捨てるために使う器です。
・茶筅(ちゃせん)
抹茶を点てるときに使う竹製の道具です。
・茶巾(ちゃきん)
茶碗を拭くための麻の布です。
・袱紗(ふくさ)
道具を清めるときに使う絹の布です。
このうち「茶巾」と「袱紗」の2点については、おうち茶道では省略してよいのだそうです。
こうへいさん
茶巾と袱紗というのは使い方に作法があります。そのため初心者の方には、この2点はなしでお点前(おてまえ)することをおすすめしています。
お点前とは抹茶を点(た)てる一連の作法のことをいいます。作法については記事の最後にご紹介します。
代替品探しの大切なポイントは何だかわかりますか?素材?色?それとも形……?こうへいさんはこのようにおっしゃっています。
こうへいさん
代替品探しのいちばん大切なポイントは「サイズ感」です。
抹茶茶碗の場合、大きすぎると丼ぶりで飲んでいるような感覚になっていしまいます。逆に小さすぎると湯呑で飲んでいるような感覚になってしまい、「茶の湯」という感覚からかけ離れてしまうんです。
抹茶茶碗だけでなく、それと組み合わせるその他の道具もサイズ感が大切なのだとか。なぜなら組み合わせる道具のサイズ感がバラバラだとかっこ悪くなってしまうからだそうです。
そのため、サイズ感には注意して探してみましょう。探される際には以下の画像を参考にしてください。
Youtube 2:20~ 代替品を探すコツ
それではいよいよお茶道具5つの代替品探しをしていきましょう。こうへいさんはご自宅にあるものや、100円均一で探していらっしゃいます。
1.抹茶茶碗
抹茶茶碗は抹茶をいただくときの器です。
抹茶茶碗の代替品には小丼ぶりがおすすめで、選ぶ際のポイントは茶碗の底に高台(こうだい)があることだとこうへいさんはおっしゃいます。
なぜでしょうか。
こうへいさん
高台がまったくないものだと、手の引っ掛かりがないことや、お湯の熱さが伝わりやすいことから、持ちづらいという心配があるからです。
抹茶茶碗はサイズと高台を意識してして探してみましょう。
2.棗(なつめ)
棗は抹茶を入れておくための容器です。
棗の代替品には缶でできた小さな容器がおすすめです。100円均一で探すと小さなガラス容器がサイズ感としてはぴったりなのだそうですが、こうへいさんとしてはガラス容器はあまりおすすめしないのだそうです。
こうへいさん
ガラス容器は中が見えるので抹茶の飛び散った汚れが見えてしまいちょっとかっこ悪いのです。さらに抹茶は紫外線に弱いため、光を通すガラス容器での保存はあまりおすすめできません。
ご自宅や100円均一でちょうどよい缶容器がみつからないときは数百円で抹茶用の保存缶も購入できるそうですので、お茶屋さんなどでぜひ探してみてください。
3.茶杓(ちゃしゃく)
茶杓は抹茶をすくうための道具です。
茶杓の代替品にはティースプーンが使えます。
選ぶ際のポイントは、柄の部分が平らなもの、長めのもの、を選ぶことです。
こうへいさんが100円均一で代替品を探していた際に見つけた、すくいのついたマドラーは長さとしてはベストだったそうです。しかし柄が平らでないため選ばなかったのだとか。
なぜ柄が平らでないといけないのか、こうへいさんはこのように仰っています。
こうへいさん
お点前(おてまえ)の最中に茶杓を棗の上に置くんです。そのため柄が平らでないマドラーは転がり落ちてしまい使いづらいです。ですので柄が平らなものをおすすめしています。ティースプーンの他にパフェスプーンもよいですね。
店舗にも寄ってはパフェスプーンが買える100円均一もあります。ご自宅でちょうどよい物が見つからない場合はぜひ探してみてください。
4.建水(けんすい)
建水は茶碗を清めたり温めたりするのに使ったお湯を捨てるために使う器です。
建水の代替品にはボールまたは深さのある器を使います。選ぶ際のポイントはサイズ感です。
サイズで選ぶとボールがよいのですが、少しチープ感が出てしまうのがデメリットなのだとか。可能な方はちょうどよい深みのあるお皿を探してみてください。
5.茶筅(ちゃせん)
茶筅は抹茶を点てるときに使う竹製の道具です。
「茶筅だけは代替品がないのです……ご購入ください!」とこうへいさん。国産品ですと4,000円以上しますが、ネットで探すと1,000円台で手に入るものもあるのだそうです。まずはお手頃な価格のものを探して購入するとよいでしょう。
また、茶筅を選ぶ際に気をつけてほしいことがあるとこうへいさんは仰います。
こうへいさん
茶筅には野点用(のだてよう)という小さめサイズがありますがそれではなく、11センチ程度の普通サイズの茶筅を購入してください。
以上5つの道具と、あとはお湯を入れておけるポットを用意しておきましょう。
これでおうちお茶会の準備は完璧です。まずはご自宅で代替品を探し、足りないものをリストアップして購入するとよいでしょうされてみてくださいね。
Youtube 3:25~ 代替品の探し方
おうち茶道の準備が整ったら、さっそく抹茶を点ててみましょう。
美味しい抹茶の点てるためのポイントを、こうへいさんはこのように仰っています。
こうへいさん
お抹茶を美味しく点てるには
1つ目に「お茶の量」
2つ目に「お湯の量」
3つ目に「お湯の温度」
この3つがお抹茶の味に大きく関わってきます。
ただ、これらは好みや状況によって変化するため、正解はないのだそう。こうへいさんがおすすめする量は以下になります。参考にしてお子さん好みの量を見つけてみましょう。
〈こうへいさんおすすめの量〉
・抹茶1.2g
・お湯55ml
・温度70度
1.抹茶を茶杓ですくい、抹茶茶碗に入れます。
2.お湯を注ぎます。
3.茶筅で混ぜます。
意外と簡単にできそうですよね。ただ、初めての方にこれだけは気をつけてもらいたいことがあると、こうへいさんはおっしゃいます
こうへいさん
抹茶とお湯はしっかりと混ぜましょう。混ざっていないお茶は苦味が出やすいです。茶筅をよく振りしっかりと混ぜることを意識して、抹茶を点ててみましょう。
ご自宅にあるのものや100円均一で買えるもので多くのお茶道具を揃えることができました。これなら初心者のママ・パパ・お子さんでも気軽に茶道が始められそうですよね。「茶道に興味はあるけれど、小さな子どもが通えるのか心配……」というママ・パパも、まずはおうちお茶会をしてみてから、実際に茶道教室に通われるのか決めてもよいですよね。ぜひ、気軽に茶道を楽しんでみてください。
今回、取材にご協力いただいた『J-Matcha』こうへいさんの詳細は以下のリンクからご覧ください。
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