クレヨンで色を塗ったり絵を描いたり、2歳頃になると遊びの幅が広がります。子どもがお絵描きに興味を持ち始めたら、鉛筆やクレヨンだけでなく、絵の具の楽しさも体験させてあげたいですよね。しかし遊んでいる最中に目が離せなくなることや後片付けの労力を考えると、2歳の絵の具遊びには気が進まないママ・パパも多いようです。そこで今回SUKU×SUKU(スクスク)は、Kosodatefunさんのブログに注目!絵の具遊びのハードルを下げてくれる「固形絵の具」の魅力と作り方について紹介します。
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目次
固形絵の具とは、液状の絵の具を乾燥させて固めた絵の具のことです。Kosodatefunさんは子どもの絵の具遊びに固形のものをすすめる理由について、このように語っています。
Kosodatefunさん
固形の水彩絵の具は、少しの水と筆さえあればお絵描きができるので準備や後片付けがラクです!
また絵の具が減りにくいので途中で補充をしなくて済み、絵の具の節約にもなります。液状の絵の具に比べると、気軽に遊ばせることができますよ。
チューブの絵の具は、子どもがキャップを締め忘れたりなくしたりすると、中で固まってしまい出てこなくなることもありますよね。しかし固形絵の具なら、そのような心配もありません。
ただし、固形絵の具は気軽に買える店舗が少ないのだとか。そこでKosodatefunさんは、チューブの水彩絵の具を使い「固形絵の具」を手作りしているそうです!
ピルケースは、絵の具のパレットとして使います。Kosodatefunさん曰く、仕切りが多くてフタ付きであれば、ピルケース以外のものでも問題ないそうです。
Kosodatefunさん
仕切り内のスペースがあまり大きいと、絵の具が固まりにくくなったり割れやすくなったりします。
反対に狭すぎると筆が入りづらく幼児には扱いにくいので、ピルケースくらいの大きさがちょうどよいかと思います。
パレット代わりのケースが用意できたら、次は仕切り内のスペース一つひとつに1色ずつ水彩絵の具を出していきます。
Kosodatefunさん
途中でケースのフタが下がってきて邪魔になることがあります。開けたフタをひとつの輪ゴムでまとめて固定すると、使いやすくなりますよ!
ケースを上から落とすことで、パレット内の絵の具の空気を抜くのだそう。こうすることで表面が平らになり、きれいに仕上がるそうです。
Kosodatefunさん曰く、乾燥すると表面にひび割れができることもあるそうですが、使用には問題ないのだとか。完成した固形絵の具は、水を含ませた筆で溶いて使います。
Kosodatefunさん
これは本来の固形水彩絵の具ではなく、チューブの絵の具を乾燥させて固めただけですから、使い心地は本物とは違います。しかし私はこっちのほうが使いやすく感じます。
一度パレットを作ってしまえば、遊びたいときはパレットを開くだけですぐに絵の具を使えるので準備も簡単ですね。使い終わったらパレットのフタを閉めればOK!
チューブ絵の具のように、使うたびに絵の具を出したりパレットを洗ったりする手間もありません。
絵の具が机や床に飛び散っても慌てないように、遊ぶ前はゴミ袋を敷くのがおすすめだそう。レジャーシートなども使えますが、ゴミ袋なら遊んだあとに丸めて捨てるだけなので、後片付けの労力が少なく済みますね。
Kosodatefunさん
シートが動いてしまうときは、マスキングテープなどを貼って固定するとよいですよ!
筆洗い用の器には、食品などが入っているプラスチック製容器を使っているとKosodatefunさんは仰います。使ったあとに洗ったり乾かしたりする手間がなく、気軽に捨てられるからだそうです。
Kosodatefunさん
豆腐やミニトマトが入っているプラスチック製パックが便利です。子どもがひっくり返しても大丈夫なように、容器に入れる水は少量にしておくと安心ですよ。
パレット代わりのピルケースが用意できないとき、Kosodatefunさんは卵が入っているパックを使うこともあるそうです。ただしパレットは、絵の具遊びの必須アイテムというわけではないのだとか。
Kosodatefunさん
幼いうちは絵を描くことを楽しむというより、感覚的な遊びを楽しむ要素のほうが強いもの。色が混ざって真っ黒になってしまっても構いませんし、むしろ混ざって変化していく様を楽しんでほしいと思います。
よって、お子さんが必要としなければ仕切りのあるパレットは用意しなくてもよいかと思いますよ。
子どもの絵の具遊びは、必ずと言っていいほど服が汚れます。その度に着替えるのは大変なので、Kosodatefunさんは絵の具遊びの際「スモック」を着用させているそうです。
Kosodatefunさん
スモックを用意すれば、いま着ている服の上に重ね着するだけで遊べるので便利です。
私の場合、使用後毎回は洗っていません。すごく汚れた場合は、手洗いして絵の具を落としたあと、ネットに入れて他の洗濯物と一緒に洗ってしまいます。
水彩絵の具であれば、このような方法でもきれいに落ちますよ。
2歳の絵の具遊びで細かく色を塗ったり、思ったとおりの絵を描くのはなかなか難しいもの。ただ描いているだけでは、すぐに飽きてしまうかもしれません。
その点、Kosodatefunさんの絵の具遊びのバリエーションは豊富!絵の具を使ったユニークな遊び方がブログ内で紹介されています。
Kosodatefunさん
クレヨンで描いた絵の上から絵の具を塗ると、クレヨンが水を弾くため描いた絵が浮かび上がってきます。
クレヨンで描く絵は濃くはっきりと、上から塗る絵の具はたっぷり水分を含ませることがポイントだそう。たとえばクレヨンで星や花火の絵を描いたあと、黒い絵の具で塗りつぶしてみると、星や花火が浮かび上がりきれいな夜空が現れますよ。
水を入れた容器をいくつか用意すれば、カラフルな色水を作ることも楽しめます!
Kosodatefunさん
筆を洗ったり筆に水を含ませたりする際、色水遊びが楽しめるのも絵の具のよいところ。娘はしばらく色水遊びにハマり、ちょっとだけ描いては筆を洗うというのを何度も繰り返して楽しんでいました。
「ドリッピング」とは、筆に絵の具をたっぷり含ませ、ポタポタ滴らせて描く方法です。何色も使ってドリッピングすると、まるでカラフルな水しぶきがあがっているような幻想的な絵が描けます。
また「デカルコマニー」は、絵の具を紙で挟んで押しつぶし、広がった模様を楽しむ方法です。
Kosodatefunさん
固形絵の具で紙の半分に絵を描き、その紙を折ると同じように遊べますよ。その場合は折り線を中心に、絵が左右対称になります。
本当は固形水彩ではなく、チューブの絵の具を直接紙に出して遊んだほうが出来上がりはおもしろくなります!
片付けの手間を考えると、あまり使わせたくないと思ってしまう絵の具。とくに目が離せない2歳の絵の具遊びともなれば、なおさらですよね。
しかし固形絵の具なら、遊ぶ環境さえ整えておけばそこまで心配しなくても大丈夫です!ぜひ固形絵の具を使って、鉛筆やクレヨンでは味わえない感覚を楽しんでみてはいかがでしょうか。
今回、取材にご協力いただいたKosodatefunさんの詳細は以下のリンクからご覧ください。
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