子どものダンス教室は教室の数も多く、どのように選べばよいのか分からない……と悩んでいる親御さんは多いのではないでしょうか。
そこで今回SUKU×SUKU(スクスク)が紹介するのは、ダンス講師、石川由佳先生のブログです。先生やレッスン内容、ダンスを習う目的など、ダンス教室の選び方のポイントを5つご紹介したいと思います!
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目次
石川先生自身も、お子さんができたことで「私はどんなダンス教室に子どもを通わせたいだろう」と考えられたそうです。
そこで選ぶポイントとして石川先生が考えられたものが5つ。
まず1つめのポイントは、お子さんが「どんなダンスが好きか」ということ。
ヒップホップやバレエ、アフリカンなどダンスの種類はさまざまです。
たくさんの種類のなかからお子さんに合うダンスを選ぶには、ダンスの難易度はさておき、お子さん自身が見ていて「真似してみたい!」と感じたりテンションが上がるものがよいとのこと。
具体的には、次のようにブログのなかで語られています。
ダンス講師
石川先生
お子さんだったら、アイドルになりたい!とかテーマパークのダンサーに憧れることもあると思います。
また、アーティストのバックダンサーやミュージカルダンサーに憧れたり。そのダンスのジャンルを調べてみるとよいと思います。
好きなものは勝手に上達していくので、好きなダンスの上達は早いです。
お子さんがそのダンスにどれだけ魅力を感じ夢中になれるか、ということがとても重要になってくるのだといいます。
お子さんの好きなダンスの種類が分かれば、次は見学や体験レッスンへ行って教室の様子を探ってみましょう。
このときに気をつけてほしい点について、石川先生は次のようにブログのなかで仰っています。
ダンス講師
石川先生
たとえばジャズダンスを習いたいと思ったとします。
近所のダンス教室を見つけて、体験レッスンを受けてみる。
それで「なんか合わなかったから、ジャズダンスは向いていないのではないか?」というのは違います。
ジャズダンスが合わないというより、その教室が合わないのかもしれません。
ジャズダンスといっても、先生によって本当に違います。同じジャンルと思えないほどに違います。
なので、いくつか体験レッスン受けてみてほしいです。
たとえ教室が家から遠くても、子どもが心からときめくダンスを習わせることが大切とのこと。
まずはお子さんの好きなダンスを知ってそれに合った教室を探してあげるとよさそうです。
石川先生が仰るには先生によってタイプや教室の進め方は異なってくるため、しっかりと見極める必要があるのだといいます。
石川先生は、先生を選ぶ際のチェック項目をブログのなかで3つ挙げられています。
1つめは「先生がいきいき楽しそうにダンスを教えているか」ということ。先生の様子を見ればダンスを教えることにどのくらい情熱を向けているのか、どのくらい好きなのか、心に余裕があるのかといったことが分かってくるのだそう。
ダンス講師
石川先生
いきいき楽しそう、というのは、常に笑顔でいることや優しい雰囲気というのではなく、子どもの成長に合わせて、ときにはしっかり注意したり、できたときは一緒に喜んでいたり、その場を楽しんでいることです。
先生が楽しそうだったり、とても幸せそうだったりすると言葉で伝えなくても、ダンスの素敵なところが伝わります。
2つめのチェック項目は「子どもの特徴と習う目的に合った先生であるか」ということ。
石川先生曰く、ダンスの先生には手取り足取り細かく教える先生や、まったく指摘せず見せて気づかせる先生、ターンやジャンプなどを教えるのが上手な先生、言葉で説明するのが上手な先生など、たくさんのタイプの先生がいるのだといいます。
そのたくさんのタイプの先生から「子どもの特徴と習う目的」に合った先生を選んであげてほしいとのこと。
ダンス講師
石川先生
たとえば、体を使うのが不器用なお子さんが将来ダンサーになりたいのであれば、しっかりみてくれる先生で基礎をしっかりやる教室を見つけてほしいです。
お子さんの特徴と習う目的に合った教室を選べるとよいのですが、初めはそこまで分からないので、見学に行ったり、体験レッスンを受けたりして、子どもがどう感じたかを大切に決めていけるとよいでしょう。
3つめのチェック項目は、豊富な知識と経験があるか。
これは、石川先生が幼児期から習ってきたバレエの経験を通して感じられたことだそう。
ダンス講師
石川先生
私も幼児期からバレエを習っていましたが、股関節以外の関節が固いので苦労しましたし、悔しい経験もたくさんあります。
それなりに長く続けていたので、柔らかくはなったのですが、腰だけは固くて後ろに足を上げるのができなかったことや、お尻の締め方がイマイチ分からないまま過ごしていたというのを
いまになってやっと理解しているところです。
ちゃんと知識と経験がある先生に指導を受ければ、自分の体に合った指導をしてもらえます。
さらにダンスの上達に重要な要素となる「観る力」をつけるよう指導してくれる先生かどうかもポイントの一つ。
この「観る力」がお子さんに付いてくれば、先生や映像をみてダンスの形を覚え、家での練習もできるようになってくるそうですよ。
3つめの選ぶポイントは、レッスンする場所の設備。
石川先生はブログのなかで具体的な目安について
①鏡があるか
②床がダンスに適しているか
の2つのポイントを挙げられています。
このポイントについて、石川先生はブログで次のように解説されています。
ダンス講師
石川先生
鏡は、ダンスを習う際、自分の姿を確認したり、先生の姿を確認したり、とても重要です。
観る力を養うためにも鏡があるほうがよいです。
床は、ダンスなど運動をするのに適しているかをみてほしいです。
ダンススタジオなどでは、リノリウムを敷いたり、フローリングも固くなく適したものを使っていると思うので、問題ないと思います。
踊っていて腰や膝が痛くなったりした場合は、床に問題があるかもしれません。
とくに初心者の場合、自分がちゃんと踊れているのかとても気になるでしょう。鏡を見て自分の踊っている様子を確認できると、間違っている振りをすぐに修正できるので上達も早いです。
また、教室の雰囲気がお子さんにマッチするかどうかも、あわせて確認しておくとよいでしょう。
ダンス講師
石川先生
クラスの人数については、小学生くらいまでは、先生の目が行き届く人数がおすすめです。
お子さんの能力によりますが、観る力がつくまで、自分で体のかたちを直すのに時間がかかるので、先生に指摘してもらいながらのほうがスムーズです。
とくにまだ基礎がしっかり定着できていない初めの頃は、お子さん自身も自分の振りが正確なのかとても不安でしょうし、しっかりと先生の目が行き届く人数のクラスがよいでしょうね。
レッスンの内容は、先生の指導によってさまざまなのだそう。
石川先生は、例として自身のダンス教室のレッスン内容を挙げられています。
ダンス講師
石川先生
私のダンスレッスンでは、基本的にはこのような流れで進めます。
・ウォーミングアップ
※体をあたためる
↓
・アイソレーション、柔軟
※体の各部位を動かす、体を柔らかくする
↓
・クロスフロアやリズムどり
※ステップを抜き出して練習する、リズムに合わせて動く
↓
・振り
↓
・クールダウン
先生によっては、筋トレがあったり、バーレッスンがあったり内容はさまざまです。
時間配分も、アイソレーションや柔軟に時間を多く使う先生もいれば、振りをたくさんやる先生もいます。
石川先生は、とくにダンスの基礎トレーニングに重点を置いた内容にされているそうですが、子どもがやりたい内容・ダンスを習う目的とレッスンの内容がリンクしているかどうか、しっかり見極めてほしいと仰っています。
ダンス講師
石川先生
もし、お子さんが本格的にダンスを習いたい、将来ダンサーになりたいのであれば、ウォーミングアップ、アイソレーション、柔軟、クロスフロアなどの基礎をしっかりやる教室をおすすめします。体幹をつくる体幹トレーニングもあるとさらによいなと思います。
しかし、これらをしっかりやろうと思うと、60分だと短いなと感じます。
75分、90分はほしいところ。未就学児は60分くらいでもよいですが。
ダンスを習う目的が体力づくり、ダイエットのため、地域の交流などであれば、音に合わせて踊る時間がたくさんあるほうがよいのかなと思います。
教室へ訪れる前には、まずはお子さんがやりたいダンスの内容や習う目的を整理しておくと、見学・体験の際に実際に習うかどうか判断する目安となるでしょうね。
ダンスには、さまざまな種類があるうえに、ダンス教室の数も多いのでつい目移りしてしまいがち。
「子どもに合うダンス教室をどうやって探せばよいのか分からない!」とお悩みの親御さんは、石川先生が教えてくれたポイントを参考に、お子さんにぴったり合うダンス教室を選んであげてくださいね。
今回、取材にご協力いただいた『emo DANCE school』の詳細は以下のリンクからご覧ください。
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