まわりの子どもと比べて「うちの子ども、運動神経が悪いのかな。これって自分の運動神経が悪いから?」と悩んでいる親御さんも多いのでは?
「じつは運動神経は遺伝しません!さらに運動神経の悩みは解決することができるんです!」そう語るのは、福岡県にある体操教室、まさき体操クラブのまさき先生。「保護者や大人の方は、子どもの運動神経が悪いって勝手に思わないで欲しい。」とブログで語っています。
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目次
「子どもの運動神経が悪い」と悩んでいる親御さんのなかには、ご自身の運動神経が悪いことが原因だと感じている方も多いかと思います。
「運動神経」というのは、そもそもどういったものなのでしょうか。
まさき先生
運動神経とは、脳からの運動の指令を骨格筋に伝える神経(情報の通り道)のことを示しています。
私たちの神経系は脳と脊髄からなる「中枢神経系」と、そこから出る信号を末端まで送る「末梢神経系」に分かれています。
運動神経は、この末梢神経系に必ず存在し、運動神経がなければ身体を動かすことすらできなくなります。
つまり運動神経は誰にでも同じように備わっている神経で、個人差のあるものではないのです。さらに脳から筋肉に伝達する伝導速度にも個人差はないのだそう。
まさき先生は、遺伝的な「生まれつき運動オンチ」「運動の才能がない」は関係ない。安心してほしい。とブログで語っています。
自分が運動が苦手だから子どもが運動できない、と思い悩んでいた親御さんにとって、とても安心できる言葉ですね。
まさき先生曰く「お子さんが運動できないのは、もしかしたら視力の低下が原因かもしれない。」とのこと。
というのも、人は日常生活や運動をするときでも感覚神経(五感)から情報を得ているのですが、視覚からの情報はなんと80%以上にも上るのだそう!
たとえば、目からの情報が一切入ってこない状況でバランスをとることを想像してみてください・・とても怖いですよね。
まさき先生
子どもの視力が悪いことを知らずに勝手に運動音痴だと思っていると、子どもへの心の負担は避けられません。
ですので、運動が苦手な子どもの原因を視力低下だと感じた方は、かかりつけ医に相談するなど、対応策をとってあげてください。
病院へ行く他にも、目の運動をすることもとても効果的なのだそう。ぜひ、試してみてくださいね。
運動と脳との関係は密接です。よい動きをするためには、教えられた動きを脳で記憶して、筋肉に働きかける必要があるのだそう。
ところがここ最近の研究で、記憶をつかさどっている「海馬」という部分はストレスに弱く、ストレス状態になると記憶力が低下してしまうということが分かってきているのだそう。
まさき先生
運動自体(交感神経)は、自律神経を刺激してリラックス状態(副交感神経)にしてくれるため、ストレス解消に繋がります。
ですが、運動が苦手と思っている子は、学校生活の中に体育が存在している時点で常にストレスを抱えてしまいがち…
そのような中で、親から「運動ができない・ドジだから」なんて思われていたり、言われてみてください。嫌な思いをしてまで、運動能力を鍛えたくないです。
このストレスに耐性を持たせるためのポイントは「適度な幸福感」をお子さんに与えてあげることです。
「適度な幸福感」を与えるものには、運動や動物の癒し・食事やアロマ、そして笑顔などがあるようです。笑顔やお子さんの好きな食べ物を用意してあげる、などはおうちの中でもすぐに取り入れることができますね。
難しく考えすぎず、「小さなできること」をまずはやっていくようにしたいですね。
まさき先生
教室のなかでも一人ひとりの能力に合わせた体操の指導を行い、「できない」を「できる」に変えることで笑顔が生まれるような環境づくりを心がけています。
ただ、ストレスは、人が生きていくうえで必要なものなのであまり気にしすぎず、子どもが悪いことをしたら迷いなく上手に叱ってあげてください。
ただし、お子さんが運動に苦手意識を持たないよううまく誘導してみてほしいですね。
親御さんのなかには、「足が速い子=運動神経が良い」と思っている方も多いでしょう。じつはこれは大きな間違いだと、まさき先生は仰います。
たとえば、体操で有名な白井健三選手は学校体育の成績は、なんと3。体操ができるからといって、他のすべてのスポーツが得意というわけではないのです。
つまり足の速い子どもが他の運動も得意というわけではないのですね。
幼児期から運動能力を伸ばしてあげるための方法として、まさき先生は、色々な神経を養うトレーニングをお子さんに経験させてあげることが大事だと仰います。
まさき先生
色々な神経を養えるトレーニングとして、おすすめは新体操です。視覚・触覚・聴覚を刺激するので、お子さんの運動神経を高めることができます。
まさき先生曰く、子どもには、2種類のタイプがあるようです。
①学びが好きで挑戦しようとする子(努力型)
②失敗を恐れて挑戦しない子(失敗回避型)
ここで注意したいのは、②の失敗回避型の子どもへの声のかけ方。このタイプの子は失敗してしまうかもしれないという不安にとらわれ、その思考が運動能力を下げる要因となってしまっています。
こうした子どもへの接し方として、まさき先生はほめ方がとても大切だとブログで語っています。
まさき先生
少しでも自信をつけさせたいからとつい使ってしまう「〜君は頭が良いのね」「勉強しなくてもできるなんてすごい」「何でもできるんだね」という言葉は、じつはNGワード。
子どもを伸ばすほめ方は、「よくできたね、頑張ったね!」のように子どもの努力をほめてあげること。いま皆さんが子ども達に使っている言葉を思い返して欲しいと思います。
「うちの子ども、運動が苦手なのかな。」と悩んでいる親御さんのなかには、ついうっかりNGワードを使ってほめてしまっているという方も多いかと思います。
ですが、ほんの少しほめ方を変えてあげるだけで子どもの運動能力は変わっていけるんですね!
自分の子どもと周りの子どもをつい比べてしまうこと、ありますよね。ですが運動神経は遺伝しないので、子どもの運動能力は親御さんのほんの少しの気付きや心掛け次第で高めることができます。
家庭でできるほんの少しの努力を毎日続けることで、子どもの運動能力を無理なく伸ばしていってあげたいですね。
今回、取材にご協力いただいたまさき体操クラブの詳細は以下のリンクからご覧ください。
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