茶道は、日本の伝統文化に触れられ美しい所作が身につく習い事です。大人の女性の習い事として人気がありますが、子供向けの教室もあり、お茶やお菓子を楽しみながら礼儀作法を学べます。そこで今回習い事スクスクでは、子供が通う茶道教室の特徴や習うメリット、月謝の目安や保護者の負担、そして教室の選び方をまとめてみました!お子さんの習い事に茶道を検討している親御さんは、参考にしてください。
※本ページはプロモーションが含まれます
目次
茶道では、茶室への入り方に始まりあいさつの仕方、お菓子やお茶をいただく際のマナーなど、ひとつひとつの動作を丁寧に教わります。流派により、作法やお茶の点て方には多少違いがあります。
①茶室に入室する:座って障子を開け、畳の縁を踏まないように歩く
②先生(亭主)にあいさつをする:正座をして両手を畳につき、深く頭を下げる
③お菓子をいただく:先生にお菓子をすすめられたら、お菓子を懐紙に乗せていただく
④お茶をいただく:先生が点ててくれたお茶を「お点前ちょうだいいたします」と言ってお辞儀をしてからいただく
⑤茶碗を拝見する:飲み終わったら茶碗を畳の上に置き、鑑賞する
お辞儀の角度やお菓子の食べ方、お茶の飲み方にはそれぞれ細かいルールがあります。基本的な所作を学んだら、お茶の点て方も練習していきます。
茶道は、一定時間正座をして先生の話を理解できる年齢になってから始めるのがおすすめです。明確な年齢制限を設けていない教室もありますが、5~6歳くらいが目安になります。
なかには3歳くらいから始める子もいますが、ほとんどの場合、保護者の付き添いが必要です。
茶道は、主に先生の自宅や地域のカルチャーセンターで行われています。教室には、子供と一緒にママも習える「親子茶道」や「テーブル茶道」もあります。
テーブル茶道とは、いすに座りテーブルの上に道具を置いてお茶を点てる茶道です。茶道はやってみたいけれど正座が苦手な子や、和室がないけれど家でもお茶を点ててみたい子にはおすすめです。
また、茶道には大きく分けて3つの流派があります。子供を習わせる場合、流派を気にすることはないかもしれませんが、入会する教室がどのような流派かは知識として知っておくと良いでしょう。
●表千家(おもてせんけ)
・伝統を重んじる保守的な流派
・着物や道具は落ち着いたデザイン
・お茶はあまり泡立てない
●裏千家(うらせんけ)
・時代に応じて変化している流派
・着物や道具は華やかなデザイン
・お茶はふわふわに泡立ててる
・茶道人口の約半数は裏千家と言われている
●武者小路千家(むしゃのこうじせんけ)
・表千家と同様、伝統を重んじる流派
・合理的な所作が特徴
・着物や道具は落ち着いたデザイン
・お茶はあまり泡立てない
茶道には、月謝制と回数制があります。月謝制の場合は、月3回で3,000~6,000円程度。回数制の場合は、1回1,000~2,000円が目安です。教室によっては、お茶代とお菓子代が別途必要な場合もあります。
茶道では、お辞儀の角度や歩き方、立ち方や座り方を教わります。初めはルールが多くて大変に感じるかもしれませんが、子供の頃から習得しておくと美しい所作が身につき、大人になってから一目置かれる存在になるでしょう。
お客さまのために心をこめてお茶を点てる茶道は、おもてなしの心が何よりも重要です。美しい所作もおいしいお茶を点てることも、相手を想う気持ちがなくてはできません。
よって、茶道を習うことはおもてなしの心を育むことにつながるのです。
茶道は、季節を感じられる習い事です。お稽古を通して、いまの季節に合うお花やお菓子を知ることができます。菜の花や桜餅は春、ムクゲの花や水まんじゅうは夏といったように、四季の移ろいを感じながら知識を増やせます。
使用する茶道具も春夏秋冬で変わるので、器の形や描かれている絵にも注目してみましょう。
心身ともに強くなってほしいと願う親御さんから人気のある茶道教室。スクスクユーザーのアンケート調査によると満足の理由は、以下のとおりです。
といった意見がありました。
スクスクが独自調査したアンケート結果によると、親御さんが茶道教室を選んだきっかけは以下のとおりです。
スクスクが独自調査したアンケート結果によると、お子さんに茶道をやらせたいと思った理由は以下のとおりです。
茶道では、厳しい先生もいれば比較的ゆるい先生もいます。また手取り足取り教えてくれる先生もいれば、見て覚えなさいという先生もいるでしょう。
先生の教え方が子供に合わないと、長続きしません。必ず体験レッスンに参加して、先生と子供の相性を確認しましょう。
基本的に、茶道のお稽古は洋服でもOKです。ただし教室によっては、夏は浴衣を着たりお正月は着物を着たりするところがあります。
また着物は用意せずに済んでも、扇子や懐紙といった茶道具は必要な教室もあります。用意する道具は、あらかじめ先生に確認しておきましょう。
小学生であれば、茶道を始めるのに最適な年齢です。多くの教室では6歳から受け入れを開始しており、基礎的な礼儀作法や道具の扱い方を学びます。特に集中力や礼儀が身につきやすい小学生は、学びやすい年齢です。
茶道は、礼儀作法や集中力、忍耐力を養うだけでなく、物事に対する心のあり方や感謝の気持ちを学ぶことができます。また、和の文化に触れることで、伝統を大切にする心や美的感覚も育まれます。
初めは茶道教室で道具を借りることができる場合が多いですが、いずれ自分の茶道具(茶碗、茶筅、茶杓など)を揃える必要があります。小学生用の入門セットも販売されており、リーズナブルな価格で購入可能です。
茶道は集中力を養う良い機会です。最初は短い時間から始め、徐々に時間を延ばしていく教室も多く、無理なく集中力を伸ばしていけます。指導者も子供の年齢に応じた柔軟な指導を心がけているので安心です。
茶道は一見複雑に見えるかもしれませんが、子供向けに簡単な手順から指導していきます。最初は基本的な動作や挨拶を学び、徐々に茶の点て方など高度な技術に進んでいきます。お子さんのペースに合わせて学べるので、無理なく取り組めます。
基本的には、動きやすい清潔な服装が推奨されますが、特別な正装(和服)などは必要ありません。教室によっては、袴や浴衣を着る機会もありますが、あらかじめ教室の先生に確認することが大切です。
茶道教室によっては、お茶やお菓子の種類に配慮してくれる場合もあります。特に子供の場合、味に慣れるまで時間がかかることがありますので、徐々に慣れていくように指導してもらうことができます。
茶道教室で提供されるお菓子は、季節の和菓子が多く使われますが、和菓子には小麦、卵、乳製品、そばなどアレルギーを引き起こす成分が含まれている場合があります。
茶道教室によっては、アレルギーに対応したお菓子を提供することもありますが、事前に教室へお子さんのアレルギーについて詳しく伝えておくことが重要です。
また、場合によっては、お子さんが安心して食べられるアレルギー対応の和菓子を持参することが認められる教室もあります。教室と相談し、お菓子の成分について確認を取ることで、お子さんが安全に茶道を楽しむことができる環境を整えましょう。
茶道で日本の伝統文化に触れることは、子供の心を豊かにしてくれます。大人でも習得するのに時間のかかる細やかな作法を子供のうちから知っておくことは、大きな自信になるでしょう。
ほかの子とは少し違う習い事をさせてみたいと思ったら、ぜひ茶道を検討してみてはいかがでしょうか。
当記事の情報は記事の公開日もしくは最終更新日時点の情報となります