2019年時点で、日本の柔道人口は約14万人います。(出典:全日本柔道連盟登録人口推移 2004年~2019年)東京2020オリンピックでも日本代表は大活躍し、多くのメダルを獲得しました。オリンピックでの活躍を見て柔道に興味を持ったお子さんもいるのではないでしょうか。
柔道は子どもの精神や体が鍛えられるのはもちろん、裸足で取り組むことによって体にうれしい効果もあるのだとか。SUKU×SUKU(スクスク)では、新宿区四谷・港区港南の柔道教室『文武一道塾 志道館』のブログより、裸足で得られる5つの効果について紹介します。
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目次
柔道を習うと、大きくわけて3つのことが身につきます。
1. 礼儀が身につく
2. 心身ともに鍛えられる
3. いざというときに受け身が取れる
なかでも受け身の体勢が取れるようになるのは、柔道の大きな特徴です。柔道の稽古では投げ技より、まず正しい受け身を取る練習に時間をかけます。
さらに必要な道具も少なく、道着と帯さえあればすぐに練習を始められることも柔道の特徴といえます。畳の上で滑らないように、足元は当然裸足です。
じつは裸足になることで、子どもの体にとってうれしい効果があるのだそう。
志道館のブログによると、初めて柔道を習いにきた子どもたちは、しばらく緊張して様子を伺っているものの、すぐに走り出してしまうのだとか。その理由は、広々とした道場の畳に裸足で上がるのが心地よいからだそうです。
坂東さん
一日中、靴や上履きを履いて生活している子どもたちは、裸足になったときに、解放感を感じているのではないでしょうか。
皆さんも、砂浜や芝生の上を裸足で歩いたときの気持ちよさは、体感したことがあると思います。柔道には、それに近い効果があるのかもしれませんね。
たしかに広くて解放感のある道場と、裸足で味わうサラサラした畳の感触は、子どものテンションを上げてくれそうですよね。
柔道場の畳は柔らかいので、ケガをする心配もないのだとか。実際の稽古でも、まずは全員が畳の上を走ることから始めるそうです。
坂東さん
幼年部・少年部のウォーミングアップでも、まず走ることから始まります。色々な動きを混ぜながら約5分間走りますが、みんな本当に楽しそうです。
気持ちがいいだけではなく、裸足になることはほかにも多くのメリットがあるのだそう。具体的な内容を紹介します。
志道館のウォーミングアップに採用されている「志道館エクササイズ」を監修した山口敬志さんは、健康運動指導士の資格を持っています。山口さんによれば、裸足がもたらす効果は大きくわけて5つあるのだとか。
山口さん
1.感覚受容器(メカノレセプター)という足裏のセンサーが鍛えられ、バランス能力がアップする。転倒予防にもつながり、また足首の捻挫もしにくくなる。
2.足趾(足の指)にも意識がいくようになり、踏ん張りがきくようになる。
3.どこに重心があるか感じやすくなり、適切な重心ポイントで立ちやすくなる。その結果、筋肉や骨、関節への負担が軽減する。
4.足裏の刺激により、脳の活性化を助ける働きがある。また東洋医学的な考えでは、足裏は身体の各器官に対応したツボがあるとされ、それらが刺激されることで体調改善に繋がる可能性もある。
5.靴や靴下を脱ぐことが解放感につながり、リフレッシュやリラックス効果がある。
足の裏が刺激されることで、これだけ多くの効果があることは、あまり知られていないのではないでしょうか。柔道を習うと、思いがけずうれしい効果がたくさんありますね。
2012年に発表された生涯スポーツ学研究によれば、はだし教育を取り入れていない園や学校と比較して、はだし教育を実施している幼児・児童では土踏まず形成率が大きかった、とわかっています。(出典:総説論文 はだし教育の効果について)
土踏まずが形成されていない足は、いわゆる「扁平足」(へんぺいそく)と言われ、歩行が不安定になったり、姿勢が悪くなったりするケースも。
現在、保育園や幼稚園、小学校でも「はだし教育」を取り入れるところは多く、その重要性は広く認識されています。
坂東さん
改めて考えてみると、柔道も立派な「はだし教育」ですね。「柔道は全身運動」とよく言われますが、「足裏」や「足の指」まで鍛えられるすばらしい武道なのです。
いまや家以外で裸足になる機会は、それほど多くありませんよね。裸足で取り組む柔道は、子どもの体にとってもプラスになる習い事といえるでしょう。
裸足で取り組む習い事にはうれしい効果があることを、柔道教室『文武一道塾 志道館』のブログを例にご紹介しました。
柔道は裸足になることで、心も体もリフレッシュできる習い事だとブログ内でも語られています。
技が習得できるうえに、裸足効果によって体へのメリットが多い柔道。子どもの習い事として、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
今回、取材にご協力いただいた文武一道塾 志道館の詳細は以下のリンクからご覧ください。
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