ソフトボールは、男女問わず世界中で親しまれているスポーツです。日本の子供たちも野球とは別にソフトボール教室に通うお子さんもいらっしゃるようです。そこで今回習い事スクスクでは、ソフトボール教室の特徴や子供の習い事として習うメリット、月謝の目安や保護者の負担、教室・少年団の選び方などをまとめてみました!お子さんの習い事にソフトボールを検討している親御さんは、参考にしてください。
※本ページはプロモーションが含まれます
目次
ソフトボールと少年野球は一見似ているスポーツですが、投球法やルール、ボールやバットのサイズがまったく違います。
たとえばソフトボールは、少年野球のボールよりひと回り以上大きく重いため、野球ほど飛距離が伸びません。そのため、野球場に比べるとグラウンドがコンパクトです。
塁間距離が短いのでランナーの走る距離は少なく済みますが、塁間距離が短いということはつまり、捕球後すぐに投げなければいけないということです。守備の際は、反射神経のよさや俊敏さが求められることを知っておきましょう。
子供にソフトボールを習わせる時期は、小学校への入学が目安になります。1~2年生のうちはキャッチボールやバッティング練習を中心に活動し、3年生くらいから試合に参加できるチームが多いようです。
一般的に地域のスポーツ少年団やクラブチームは小学1年生から始められ、民間のソフトボールスクールは幼児から習えます。
部活以外でソフトボールを習おうと思ったら、スポーツ少年団やクラブチーム、ソフトボールスクールが主な選択肢になります。それぞれの特徴を見てみましょう。
・月謝が比較的安い
・近所の公園や学校で練習をする
・チームメイトは同じ学校のクラスメイトが多い
・ソフトボール経験のある保護者や地域のボランティアが指導している
・月謝が高め
・試合や遠征が多い
・元プロ選手が指導することもある
・複数の小学校の子供が集まっている
・平日でも指導を受けられる
・幼児から入会できるスクールもある
・元プロ選手が指導することもある
・バッティングやピッチングに特化したスクールもある
ソフトボール教室の月謝の目安は、入る団体によって異なります。
・スポーツ少年団:2,000円前後
・クラブチーム:5,000円前後
・ソフトボールスクール:5,000~8,000円程度
そのほかに、入会金や年会費、スポーツ保険料などがかかる場合もあります。
最近は廃止するチームもあるようですが、スポーツ少年団やクラブチームでは選手のケアや遠征時の車出し、会場テントの設置などを任されることがあります。
当番の日は朝から夕方まで外に座っているので、真夏や真冬はとくに大変です。また、練習や試合で土日祝日がすべて埋まり、家族で気軽に出かけられなくなります。
民間のスクールの場合は、費用はかかるものの保護者の負担は少なめなので心配な方はスクールを検討するとよいでしょう。
ソフトボールには「打者は審判の合図から10秒以内に打撃姿勢をとる」「バッターボックスに入ったら出てはいけない」といったルールがあります。野球よりもスピーディーに試合が進むので、ひと息つく余裕はありません。
そのような状況で「投げる・打つ・走る・捕る」を7イニングの間全力で行うため、ソフトボールを習うとかなりの体力がつきます。
ソフトボールは、野球に比べるとボールが大きく球速も遅いので、打ちやすそうに感じるかもしれません。しかし、ピッチャーとバッターの距離が短いため「ソフトボールの110キロは野球の160キロ」とたとえられるほど、体感速度が速いのです。
そのような状況で飛んでくるボールを正確に打つには、高度な集中力が必要です。よってソフトボールの練習に取り組むことは、集中力を養うことにつながります。
練習を積み重ねていると「もっと速いボールを投げられるようになりたい」「バッティングの精度を上げたい」という向上心が、自然とわいてきます。また、近くで努力しているチームメイトの存在も刺激になるでしょう。
ソフトボールを通じて育まれた向上心の強さは、勉強やそのほかのスポーツにおいても役に立つはずです。
民間のスクールは週1回のところがほとんどですが、スポーツ少年団やクラブチームの場合、土日祝日は練習になりがちです。なかには平日に朝練や夕練があったり、長期休暇中は平日の日中に練習したりするチームもあります。
休日の練習は家族の予定にも影響するので、練習頻度は入会前に確認しておきましょう。
民間のソフトボールスクールの場合、送迎以外の負担はほとんどありません。しかし、スポーツ少年団やクラブチームの場合は、遠征時の送迎や子供たちのケア、飲み物やお弁当の手配などが当番制で回ってくる可能性があります。
共働き世帯の場合は生活がかなり慌ただしくなるので、入団する前に確認しましょう。
また、ボールやバット、ミット、練習着などの用意も必要です。少年野球の道具とはサイズが異なるので、ソフトボール用のものを選びましょう。
子供がソフトボールを習いたいと言ったら、友達と楽しくプレーできればいいのか、いつかはプロとして活躍したいのかを聞いておくことは大切です。入会するチームの指導方針と子供の気持ちがズレていると、入ってから苦しい思いをします。
子供の気持ちはそのうち変わるかもしれませんが、まずは習う時点で確認し、合うコーチやチームを探しましょう。
楽しく運動しながら心も体も育めるソフトボールは、魅力的な習い事のひとつです。大人になってからも楽しめるスポーツなので、小さいうちに身につけた技術は将来また活かせるかもしれません。
子供に何かチームスポーツをやらせてみたいと思ったら、ぜひソフトボールも選択肢に入れてみてくださいね。
当記事の情報は記事の公開日もしくは最終更新日時点の情報となります