福岡北地区では中高生の活動として、シェイクスピア唯一の恋愛悲劇『ロミオとジュリエット』の英語劇に毎年取り組み今年で45回目となりました。あまりにも若すぎる二人の稲妻のように駆け抜ける恋の物語は、同年代の子どもたちの心に深く刻まれるようです。ロミオと出会ったことが、まだ幼い子どもだったジュリエットを強い意志を持つ女性へと成長させ、二人の一途な気持ちが悲しい結末へと向かわせてしまいます。日本語は美しいけれど古い言い回しでとても難しく、台詞劇のかたちでナレーションがないため、みんなで動きながら物語を理解していきます。英語単一での発表で心地よい英語のリズムと韻をふんだ台詞に引き込まれます。取組み期間はおよそ1か月ですが、物語に集中し物語の中の登場人物に向き合い自分と向き合いたくさん努力して素晴らしい発表を見せてくれました。
ラボパーティでは世界の絵本や文学作品を音声物語として聴き込み、表現する活動をしています。
シェイクスピアの作品では、『ロミオとジュリエット』の他にも『Hamlet ハムレット』『A Midsummer Night's Dream 夏の夜の夢』『Julius caesar ジュリアス・シーザー』などのCDライブラリーがありますが、どの作品も子どもたちに出会ってほしい物語です。