2023.03.03 教室だより

ラボ・パーティの英語はなぜ物語?英語を学ぶ上で欠かせないこと。

以前、講師の私が、
カナダ在住のラボ・パーティOGの大学教授(言語学と脳の研究をされている)よりzoomでお話を伺った時の内容です。
英語を習得して欲しい!英語に触れて欲しい!と思われている親御さんには、必ず読んで欲しい内容です!


※メモ形式であること、ご了承ください!


▶︎大人になり言語の専門家になってラボの活動の凄さがわかった!
特にライブラリー?(英語と日本語による物語のバイリンガル教材)がいい!

▶︎英語の基本は単語ではなく、リズム。
言語の構造に結びついているのがリズムで、単語一つ一つを正しく発音できる必要はない。物語全体をリズムで聞けるので、英語の環境になったら英語が聞けるようになる。リズムで覚えていると歌でも詩でも物語でもでてくる
脳の活動がリズム言語とつながっている。
              
▶︎子どもには大きく2タイプある
❶expressive children(音、言葉を発することが好きな元気なタイプの子供)
❷Reference children(言葉をあまり発しない大人しいタイプの子供)

教授ご自身は前者、弟さんは後者だったそう。同じようにラボをやって弟さんは宇宙工学のJaxaで活躍されている。
喋るのが得意でない子どもでもラボを続けていたら脳が活性化され、英語の言語野ができてその気になったらいい線行くのを感じるそう。
               
▶︎第2言語に小さいころから触れている子(ラボのお話CDを聞いて育つ)は母語と同じように育つ(カナダのようなバイリンガル、トリリンガルとはまた違うがそれに近いようなことが起こっている)
                
▶︎言葉が出てくるためには感情が育たないと出てこないので、お話や物語がいい。
英語と日本語の二本立てがすごくいい。
子どもはお話が好きで何度も聴ける。繰り返しが物語にはあり、子供は繰り返しが好き。お話の「間」も物語CDから学べる。

▶︎英語を身に着けることで脳が活性化され、それとは全く関係のない分野(数学など)も活性化されるという研究結果がでている。
理系的なことの人材を育てたほうがいいと言われているが、その前に英語をやって国語力をつけてお話を聴けたり、考える力をつけたり、みんなで話し合いができたりする子は後々活躍している。
               
▶︎人間の一番の特徴は言語を話せること。人間が人間らしくなるスイッチを押してくれるところがラボだと思う。感情を司っているところが言語とつながっている。他の人とのインタラクションが必要。ラボにはみんなとの共同作業、交流がある。