心をひらいて待っている時間の大切さ

もうすぐ小学校1年生になるももちゃんが書いた"Play with Me"(わたしとあそんで)の絵です。
いろいろな動物さんたちとあそんでほしくて、女の子は動物に近づくのですが、その度に動物は逃げていってしまいます。
「いっしょにあそびましょ!」と女の子はたくさんの動物に話しかけます。
ももちゃんの絵には、一緒にあそびたい!という女の子の気持ちがよく表れていますね。

絵本の中の女の子は一生懸命に動物たちに話しかけて、追いかけますが、でも結局、誰もあそんでくれないので、女の子はひとりぼっちで池のほとりに静かに座っています。
すると、不思議なことがおこります。

何もしないでただじっと座っていると、逃げていった動物たちが戻ってきてくれました。
そして、女の子は寂しくなくなりました。
大人でもこういうことってないでしょうか?
人でも、仕事でも、そばにいてほしい、手に入れたいと思うものを追いかけるんだけど、頑張っても頑張っても手に入らない。
そんなとき、落ち着いて静かに待っていると、自然に向こうからやってきてくれた経験てありますよね。
人生には心をひらいて待っている時間というのもとても大切です。
そういう時間って何も生み出していないようで、実は、たくさんの大切なことに気づける時間でもあるんです。
「なんであの人が好きなんだろう」「どうしてこれが欲しいんだろう」
そんなことを深く深く考える機会になるんですね。
そんな時間を大切にして、心をひらいて待っていると、本当に必要な人や欲しいものって自然と目の前にあらわれてくれたりします。
"Play with Me"(わたしとあそんで)は魔法の時間の大切さを教えてくれる絵本です。