幼児期に育みたい「非認知能力」とは?世界で注目される理由と伸ばす方法を解説!
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幼児期に育みたい「非認知能力」とは?世界で注目される理由と伸ばす方法を解説!

子育てや教育に関心を寄せるなかで「非認知能力」という言葉を目にしたことはありませんか?海外では、幼児教育のプログラムとして積極的に取り入れられ、日本でも徐々に注目を浴びているようです。そこで今回SUKU×SUKU(スクスク)は、子どもの将来を左右するともいわれる「非認知能力」に注目!東京都目黒区の英語学童『Wings Kids Family』のブログから、非認知能力の特徴や家で育む方法を紹介します。

SUKU×SUKU編集部
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今回教えてくれた人
清岡 城英(きよおか じょうえい)
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「非認知能力」とは?

学校のテストや偏差値、IQなど、数字で測れるものは「認知能力」です。反対に数字では測れない協調性やコミュニケーション能力、忍耐力などは「非認知能力」と呼びます。非認知能力は社会を生き抜くために必要な力でもあり、その種類は多岐にわたります。

 

非認知能力の一例

 

・自己管理能力
・自己肯定感
・主体性
・実行力
・探求心
・共感性
・道徳心

 

(出典:一般財団法人 日本生涯学習総合研究所「非認知能力」の概念に関する考察(II)2020年

清岡さん

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いままで子どもの能力を測るために使われていたのは、主に「認知能力」でした。一方で非認知能力は、生まれ持った性格や性質としてとらえられています。

「非認知能力」は幼児期に育まれる

認知能力は年を重ねても学習することである程度伸ばせますが、非認知能力は幼児期にどれだけ育めるかが、肝心だそうです。その根拠となったある調査について、ブログ内で説明しています。

清岡さん

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1962年から1967年にかけて、アメリカで「ペリー就学前プログラム」という教育が、行われました。対象は、貧しくて教育が受けられない3~4歳の58人の子どもたちです。

 

調査では、幼児教育のサポートを受けた子どもたちがその後40年以上にわたってどのように成長したのか、追跡しました。

 

すると、その地域の一般的な他の子どもたちと比較して、幼児期に就学前プログラムを受けた子どもたちのほうが「自己実現」という意味において成功していたそうです!

ペリー就学前プログラムの内容は、いわゆる「勉強」ではなく、子どもたちの創造力や自発性を促すような遊びを交えた授業だったそう。また各分野の専門家が教師となり、子ども6人に対して1人の担当者がつくなど、手厚いケアをしていたようです。

清岡さん

清岡さん

追跡調査の結果、学歴や収入、さらには健康状態から犯罪率まで就学前教育の影響は出ていたといいます。

 

3~4歳の幼児期に、たった30週間非認知能力を育てただけで、その効果が少なくとも40年続くことが明らかになったのです。

実際にプログラムを受けた子どもたちの方が、留年や休学せずに高校を卒業でき、高収入で持ち家率も高かったようです。

家でもできる!子どもの非認知能力を伸ばす方法

子育て世代のママ・パパにとっては、まさに今が子どもの非認知能力を伸ばすチャンスかもしれません。清岡さんは、非認知能力を伸ばす具体的な方法をブログ内で5つ紹介しています。

①子どもの考えを受け入れる

清岡さん曰く、子どもは自分が受け入れられている、愛されていることを実感できると、好奇心旺盛になったりチャレンジ精神が生まれたりするのだそうです。

清岡さん

清岡さん

保護者や先生など身近な大人の愛情をしっかりと感じることが、非認知能力を伸ばすはじめの一歩になります。

 

これは愛着(アタッチメント)の形成ともいい、乳幼児の成長において非常に重要視されているものです。

②子どもの気持ちを尊重する

子どものやりたい気持ちを応援すると、積極性が育まれると清岡さんは仰います。

 

たとえば習い事にしても、親が無理やり通わせるものより、子どもが自らやりたいと言って始めたものの方が、積極的に練習して上達しますよね。時には親の意見をグッとこらえて、子どもの気持ちを尊重することが必要なのかもしれません。

清岡さん

清岡さん

お母さんお父さんがやらせたいものを強いるのではなく、子どもが自らやりたいと思えるような環境づくりなどでサポートすることが大切ですよ。

③努力の過程を認める

清岡さん曰く、結果にとらわれずそこにたどりつくまでの過程を認めてあげることが、子どもの忍耐力を育てる秘訣なのだそう。

清岡さん

清岡さん

うまくいったときでも、成功したからえらいのではなく、そこまで努力ができたことを褒めてあげましょう。

 

うまくいかなかったときは、そこまでの過程を一緒に振り返り、諦めずにまたがんばれる環境を作ってあげることが大切です。

失敗を否定されない環境であれば、心が折れることもなく、チャレンジ精神を育めますよね。成功したときはつい結果だけを褒めてしまいがちですが、過程も評価してあげることで、子どもの気持ちはさらに満たされるそうです。

④成功体験を積み重ねる

ひとりで着替える、靴を脱いだら揃える、など成功体験を積み重ねることも子どもたちの自信に繋がると、清岡さんは仰います。実際にWings Kids Familyでは、2歳半から靴は自分で脱ぎ、持ち物は自分で指定の場所に置くそうです。

清岡さん

清岡さん

先生は声掛けで応援し、必要な場合だけサポートします。できたときにはたくさん褒めてもらう、それを毎日繰り返すことで最初はできなくても、だんだんできるようになっていくのです。

 

自分の力でやり遂げる経験は、子ども達が次の目標に向けて挑戦するためにとても大切ですよ。

⑤自分の役割をまっとうさせる

集団でのふるまい方も、どうやら非認知能力が影響を与えるようです。Wings Kids Familyでは、集団での自分の行動を考えさせるために「Job Chart」という取り組みをしているのだとか。

清岡さん

清岡さん

たとえばお花の水やり、使ったおもちゃやホワイトボードなどの片付け、ランチタイムの先生のお手伝いなどの絵を描いたカードがあります。

 

その中から自分が1週間取り組みたい役割のカードを選ぶことで、誰かのために行動することを習慣づけることができるのです。

この取り組みは、家でのお手伝いにも活用できますね!「Job Chart」は、自分で決めたことを最後までやり抜くために効果的だそうです。

まとめ

テストの点数や偏差値などは、結果が目に見えてわかりやすいもの。そのため、大人はつい認知能力の高さで子どもを評価してしまいがちです。しかし子どもが将来生きやすくなるのであれば、親としては数字では測れない力も伸ばしてあげたいですよね。

 

非認知能力は、大きく伸ばせる時期が幼児期に限られています。だからこそ、今のうちに子どもとの時間の過ごし方を少し工夫してみてはいかがでしょうか。

今回ご協力いただいた教室

今回、取材にご協力いただいた『Wings Kids Family』 の詳細は以下のリンクからご覧ください。

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