[PR]
子どもの学費に備えて、毎月の貯金や学資保険などで準備している家庭は多いのではないでしょうか。しかし本当にこれで足りるのか、もっと効率よく貯める方法はないのか、考え出したらきりがないですよね。今回は、SUKU×SUKU(スクスク)によせられたある家庭のお金の悩みを紹介!将来、子どもを私立中学に進学させたい共働きのご夫婦。今後の教育資金の貯め方について、ライフカウンセラーの坂本さんが家計簿を見ながらアドバイスしてくれました。
今回は、東京都在住のパパ28歳、ママ28歳、子ども3歳のご家庭の家計簿をもとにアドバイスをいただきます!
現在3歳の子どもがいます。将来の学費に備えて、学資保険に入りました!しかし思っていたより利回りが悪くて……子どもの進学までに十分な額が貯まるのか心配です。
学資保険以外にもおすすめの貯め方があれば、教えてください。
坂本さん
学費を貯める手段として人気のある学資保険ですが、最近では元本割れする保険会社も少なくありません。近年の低金利の影響を受け、学資保険の返戻率は低下している状況です。
そのような背景があり、最近はNISA(少額投資非課税制度)や定期預金をおすすめする機会が増えています。それぞれのメリットとデメリットを見てみましょう。
■定期預金のメリット
・元本割れのリスクがない
・普通預金より利率が高い
■定期預金のデメリット
・指定期間内は自由に引き出せない
・学資保険やNISAほど運用効率は高くない
■NISAのメリット
・好きなときにいつでも引き出せる
・収益性が高い
■NISAのデメリット
・元本割れのリスクがある
・申し込みから取引開始まで2~3週間程度かかる
坂本さん
どの制度にも、必ずメリットとデメリットはあります。絶対に元本割れしたくないのであれば、定期預金で堅実に貯めるのがおすすめです。収入に余裕があれば、NISAで高収益を望むのもよいでしょう。
仕組みを理解したうえで、いつまでにどのくらいの額を貯めたいのか、まずはライフプランシートを作成して考えてみるとよいですよ!
我が家の教育方針として子どもは私立に通わせたいのですが、正直家計のやりくりも不安です。毎月貯金もしていますが、できれば奨学金を活用したいと考えています。
奨学金の種類や活用にあたって注意点があれば、教えてください。
坂本さん
一般的にメジャーな奨学金は、日本学生支援機構のものです。第一種(利息なし)と第二種(利息あり)があり、子どもの成績や世帯年収の額で利用可否が決まります。ちなみに第一種の方が、借りるための基準は高くなっています。
その他には、大学や地方自治体独自の奨学金制度、国や民間の教育ローンなどもありますよ。
奨学金を利用する際の注意点としては、お子さんが社会人になったときに、返済可能かどうかです。
子どもが小学校4年生くらいになったら、中学受験対策として塾に行くことを考えています。
塾代(年間130万円程度)や受験、入学費用のために、貯蓄や学資保険などで準備しているつもりですが、いまのままの貯蓄ペースでよいでしょうか。
坂本さん
いまのペースでいくと、お子さんが小学校4年生の時点で約1,000万円程度の資産額ではないでしょうか。もしボーナスがあれば、その分プラスになりますね。
教育費以外で、住宅や車の購入や家電家具の買い替え、旅行など今後大きな出費があるのなら、毎月の支出で見直すべきところがあるかもしれません。
そのようなときは、個別相談でプロに家計簿をチェックしてもらうことをおすすめします。
いまは子どもが一人ですが、いずれもう一人ほしいと思っています。できれば将来二人とも私立中学に行かせたいのですが、子どもが入学するまでに一人あたりどのくらいの額を貯めておけば安心でしょうか。
坂本さん
教育費以外の大きな出費(住宅や車の購入など)により変わってくるので、ずばり金額を申し上げることは難しいのが正直なところです。
ただ中学から大学まで私立に通わせたい場合、目安として少なくとも一人あたり1,500万円程度はかかると考えておいたほうがよいでしょう。二人分なら約3,000万円です。ここには入学金や授業料、塾など習い事の費用が含まれています。
まずは中学、高校、大学とお子さんの入学年度を基に、どのタイミングでいくらくらいかかるのか、調べてみるとよいでしょう。
効率的にお金を貯めたり運用したりするには、まずライフプランシートの作成から!と坂本さんは仰います。いつまでにどのくらいの額が必要なのか明確になれば「本当に足りるのかな……」という不安もなくなりますよね。
もしライフプランシートの作り方が分からない場合は、ライフカウンセラーに相談してみてはいかがでしょう。シートの作り方だけでなく、各家庭にあった貯蓄方法や、見直すべき出費などもきめ細やかに教えてもらえますよ!
教育資金は貯めるのも運用するのも、早めに取り掛かるに越したことはありません。プロのサポートを受けながら、自分の家庭に合った貯め方を探してみてはいかがでしょうか。
今回、取材にご協力いただいたSOMPOひまわり生命さんの詳細は以下のリンクからご覧ください。