想定外の私立進学!?子育て世代が知りたい教育資金の貯め方をズバリ聞いてみた
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想定外の私立進学!?子育て世代が知りたい教育資金の貯め方をズバリ聞いてみた

想定外の私立進学!?子育て世代が知りたい教育資金の貯め方をズバリ聞いてみた

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普段の生活費に加え、子どもの塾・習い事の費用に自分たちの老後資金の準備など、子育て世代にとってお金の悩みは尽きませんよね。銀行の定期預金などで着実に貯めつつ、ほかにも良い方法があれば知りたい!と思うママ・パパは多いのではないでしょうか。もしお金を「増やす」ことに興味があれば「つみたてNISA」や「iDeCo(個人型確定拠出年金)」を活用して、資産形成にチャレンジしてみると良いかもしれません。今回SUKU×SUKU(スクスク)は、一見難しそうな「つみたてNISA」と「iDeCo」を簡単に理解できるようにライフカウンセラーの坂本さんにお話を伺いました。

SUKU×SUKU編集部
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今回教えてくれた人
坂本 裕孝(さかもと ひろたか)
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子どもの教育費や老後の資金、どのくらい貯めている?

公立と私立の学費はいくら違う?

子どもの教育費のために、早いうちから定期預金や学資保険などでしっかり準備しているママ・パパもいるのではないでしょうか。しかし、準備していても中学までは公立に進学する前提で考えている家庭が多いようです。

 

てっきり公立に進学するものだと思っていたのに、ある日突然「中学から私立に行きたい」「中学受験のために塾に行きたい」と子どもが言いだしたら困ってしまいますよね。しかし進路に、予想外の展開は付きものです。

 

まずは公立と私立の平均学習費を把握して、今後どのくらいの費用がかかるのか目安を知っておきましょう!

 

■幼稚園~高校でかかる子ども一人あたりの平均学習費総額
(学校教育費・給食費・学校外活動費を含む)

 

・公立幼稚園:649,088円
・私立幼稚園:1,584,777円

 

・公立小学校:1,926,809円
・私立小学校:9,592,145円

 

・公立中学校:1,462,113円
・私立中学校:4,217,172円

 

・公立高等学校(全日制):1,372,072円
・私立高等学校(全日制): 2,904,230円

 

(出典:文部科学省「子供の学習費調査」平成30年度)

 

■大学でかかる子ども一人あたりの平均学習費総額
(入学費・在学費を含む)

 

・国公立:約537万円
・私立文系:約703万円
・私立理系:約863万円
(出典:日本政策金融公庫「令和2年度教育費負担の実態調査結果」)

 

幼稚園から大学まですべて公立に進学した場合は約1,000万円、すべて私立の場合は約2,500万円かかります。最近は幼児教育・保育の無償化や高校・大学の支援制度などもありますが、すべての費用が無償になるわけではありません。何らかの方法で準備が必要です。

子育て世代のママ・パパの年金はどうなる?

現在の年金受給開始年齢は65歳ですが、年金制度が創設されたときは55歳から受給できました。受給開始年齢は年々上がる一方で、年金の支給額は減少傾向にあります。

 

2003年から比較しても、平均年金支給額は約2.5万円ほど下がっているのが現状です。
(出典:厚生労働省年金局「令和元年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」社会保険庁「平成15年度社会保険事業の概況」 )

 

いま子育て真っ最中のママ・パパたちが年金を受け取る頃には、支給年齢がさらに上がり、支給額は減っている可能性もゼロではありません。なぜ年金制度はこのような事態になっているのか、坂本さんはこうおっしゃいます。

坂本さん

坂本さん

年金制度が始まったときより、現在は寿命が伸びています。受給する世代は増加するものの、少子化が進み税金を納める世代は減少しているため、今や年金制度だけに頼ることができないのです。

 

団塊世代は、年功序列で福利厚生もしっかりしていたため、投資をやる必要性がそもそもありませんでした。しかし、今の子育て世代はそうもいきません。
安定して給与が上がることも難しくなっていますし、退職金なしの職場も多くあります。
 
もはや公的年金だけでは老後の生活費をまかなえないため、国は各自で資金形成するよう促しています。これからは老後に向けて、自助努力が必要な時代なのです。

とは言え、預金する以外にどうすればよいかわからないママ・パパのために、坂本さんが2つの制度を教えてくれました。

将来の学費や老後資金を貯めるのに役立つ2つの制度

今後起こり得るさまざまなライフイベントに備えて、銀行口座で貯蓄している家庭は多いのではないでしょうか。しかし坂本さんは、もし余裕資金があるのならば銀行に預けるよりも利率が良い「投資」にチャレンジするのも、ひとつの方法だとおっしゃいます。

坂本さん

坂本さん

初心者でも比較的始めやすい投資制度として「つみたてNISA」と「iDeCo」があります。つみたてNISAは長期運用することで効率良く資産形成できる制度、iDeCoは個人で年金を準備できる制度です。

 

現在メガバンクの定期預金の金利は、わずか0.002%です。10万円を1年預けた場合、2円の利息しか受け取れません。ところがつみたてNISAやiDeCoの平均利回りは約3~5%と、銀行より利率が良いのが特徴です。

 

どちらも投資なので元本割れする可能性もゼロではありませんが、長く運用すればするほどそのリスクは抑えられますよ。

 
※元本割れ……金融商品の価値が購入額を下回ること

投資信託と聞くと「マイナスになったら怖いし、運用が難しそう」「かなり知識がいるのでは?」と思いますよね。しかしどちらも長期運用が目的の制度なので、相場を見て頻繁に売り買いする必要はありません。

 

坂本さん曰く、しばらくほったらかしにするくらいの気持ちで始めるのがおすすめだそうです。

坂本さん

坂本さん

もちろん投資に回す余裕資金がない場合は、無理に始めなくて大丈夫です!とくに将来の学費用として貯めたい場合は、いざ必要なときに元本割れしていたら困りますよね。

 
教育資金の貯蓄が目的であれば、定期預金や普通預金など堅実な貯蓄でも十分です。
「急な持ち出し」が教育資金の特徴でもあり、そうした場合、すぐに対応できる現預金は教育資金向きです。

「つみたてNISA」と「iDeCo」のメリット・デメリットを比べてみよう

ここで、資産を増やすための入門編としておすすめな「つみたてNISA」と、年金の準備に役立つ「iDeCo」それぞれの制度のメリットとデメリットを比較してみました。

つみたてNISAのメリットとは

1. 専業主婦やパートでも100円から投資が始められる!

 

つみたてNISAは、100円からでも始められます。投資初心者のママ・パパでも、100円からなら勉強も兼ねて気軽に始められそうですよね。運用に慣れて少しずつ掛け金を増やしてみると、利益のメリットも大きくなります。

 

2. 運用益に税金がかからない

 

投資で得た利益には、通常20.315%の税金がかかります。しかしつみたてNISAで得た利益には、最長で20年間税金がかかりません。利益がすべて自分のものになるのはうれしいですよね。

 

3. 自分の好きなタイミングでお金を引き出せる 

 

つみたてNISAは自分の好きなタイミングでお金を引き出せます。冠婚葬祭やケガ・入院など急な出費があるときに、すぐ解約して現金化できるのは安心です。

坂本さん

坂本さん

つみたてNISAは、金融庁が管轄する制度です。始める際の手続きも比較的簡単ですし、少額から投資できるため、興味を持ったときすぐにスタートできるのが魅力です。

 

初めて投資する人には、ぴったりですよ!

つみたてNISAのデメリットとは

1. 運用状況により、元本割れのリスクがある

 

つみたてNISAは投資信託なので、元本が保証されているわけではありません。状況によっては、損する可能性もあります。

坂本さん

坂本さん

あくまでも投資信託なので、積み立てた額より減っている状況もあり得ます。

 

子どもの入学資金など確実に必要な支払いのためには貯蓄も必要ですので、普通預金とつみたてNISAを両方できればベストだと思います。

iDeCoのメリットとは

1. 専業主婦やパートでも節税しながら年金を準備できる

 

iDeCoは掛け金に上限がありますが、つみたてた金額はすべて所得控除の対象となります。そのため住民税や所得税の節税につながるのです。毎月5,000円から老後の資産づくりをお得にできるのが、iDeCoのメリットです。

 

2. 運用して得た利益に税金がかからない

 

iDeCoもつみたてNISAと同様、運用で得た利益は非課税です。通常の投資利益には課税される20.315%分の金額や、年末調整の還付金などを運用に回せば、着実に資産形成できます。

坂本さん

坂本さん

iDeCoは厚生労働省が管轄する制度です。公的年金だけでは老後の生活が不安な場合、今のうちから少しずつ資金を貯めつつ、税制上のメリットも受けられるのが魅力です。

iDeCoのデメリットとは

1. 原則として60歳までお金を引き出せない

 

iDeCoは老後の資金形成を応援するために国が税制上のメリットを設けているので、原則60歳までは解約できません。そのため急に資金が必要になっても、iDeCoで運用しているお金は使えません。

 

2. 運用状況により、元本割れのリスクがある

 

iDeCoには元本が保証された「定期預金」などの商品を選ぶ方法もありますが、基本的には元本割れの可能性がある「投資信託」が運用の中心となります。iDeCoもつみたてNISAと同様に、状況次第で資産の増減があるのがデメリットです。

 

3. 手数料がかかる&口座開設に時間がかかる

 

iDeCoは運用にあたり、加入時や口座を維持するための手数料、商品である投資信託を選ぶときの「信託報酬」など諸費用がかかります。さらにつみたてNISAと比べた場合、運用開始にあたって手続きが多いため、実際のスタートまでに時間がかかるのがデメリットです。

坂本さん

坂本さん

もし余裕資金があるのなら、つみたてNISAとiDeCo、それぞれの特徴を把握したうえでお金を「貯める」から「増やす」にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
 

とはいえ、基本的にはそれぞれの置かれている状況と、教育・老後等についてどう考えているかによってベストな対応が変わってくるため、不安でしたらプロにご相談ください。

初心者が気になる!「つみたてNISA」と「iDeCo」Q&A

初めて「つみたてNISA」や「iDeCo」をする人が抱きやすい疑問について、坂本さんに回答してもらいました。これから投資を始めてみようと思っている方は、ぜひチェックしてくださいね。

途中で掛け金の変更はできる?

坂本さん

坂本さん

つみたてNISAもiDeCoも途中で掛け金の変更は可能です。

 

ただしiDeCoの場合は、毎年12月から11月までの期間で年1回だけと決まっています。

運用は途中でやめられる?

坂本さん

坂本さん

つみたてNISAは途中で解約できますが、iDeCoは原則として不可能です。例外として途中解約できる場合もありますが、非常に厳しい審査条件をクリアする必要があります。

 

iDeCoを運用していて毎月の拠出が厳しくなった場合、掛け金を減らすか、一時休止は可能です。ただしこのような変更は、年1回までしかできません。また減額した分、節税効果も薄れてしまいます。

専業主婦がiDeCoに加入するメリットはある?

坂本さん

坂本さん

所得控除のメリットはありませんが、自分名義の年金を用意できます。

 

また運用益は非課税になるのと、将来お金を受け取るときは主婦でも税制上「退職金扱い」となるため、「退職所得控除」が適用されますよ。

iDeCoをやっている専業主婦が途中でパートを始めた場合、何か手続きは必要?

坂本さん

坂本さん

専業主婦からパートやアルバイトで働き始めても、扶養内であれば特別な手続きは必要ありません。もし扶養外で働く場合は、iDeCoの運営管理機関に連絡し、手続きが必要になります。

 

また、会社員として働く場合、勤務先の会社が「企業型確定拠出年金」を導入していたら、ご自身がiDeCoで運用していた資産の移管が必要になる場合もあります。

 

就職が決まったら、まずはiDeCoに加入していることを会社に伝えて対応方法を確認しましょう。

iDeCoとつみたてNISA・NISAは併用できる?

坂本さん

坂本さん

iDeCoとつみたてNISA、iDeCoとNISAは併用できます。つみたてNISAとNISAを同時に運用することはできません。

つみたてNISAを運用中、元本割れしそうになったらすぐに解約したほうがいい?

坂本さん

坂本さん

相場が下がると、これ以上マイナスにしたくない!と思って解約したくなりますよね。しかし投資は上がったり下がったりの連続です。

 

一時的な値動きに左右されず、コツコツ続けることをおすすめします。

 

長期投資をしていると相場の変動にも慣れてきますし、元本割れのリスクも軽減できますよ。

 

絶対に元本割れしたくない人は、銀行などで自動積立定期預金をしたり、会社員であれば給与天引きでお金が貯められる「財形貯蓄」を利用したりするほうが良いかもしれませんね。

まとめ

子どもの希望進路はできる限り叶えてあげたいと思うのが、親心。しかし予想外の進路を希望した場合、貯蓄額との相談にもなりますよね。進路は早めに話し合い、心とお金の準備をしておくに越したことはありません。

 

坂本さん曰く、最近はインターネットで簡単に情報が手に入るため、投資は身近な存在になりつつあるものの、誰にでもおすすめできるわけではないのだそう。つみたてNISAが向いている家庭もあれば、そもそも投資自体しないほうがいい家庭もある、と坂本さんはおっしゃいます。それぞれの家族構成や教育に対する価値観で、どのような貯め方がいいのかは変わるそうです。 

 

投資に興味はあるけれど、自分の家はどの選択がベストなのかわからない場合、まずはライフカウンセラーに相談してみてはいかがでしょうか。各家庭の価値観や人生設計に寄り添ったアドバイスをもらえますよ!

今回ご協力いただいた企業

今回、取材にご協力いただいたSOMPOひまわり生命さんの詳細は以下のリンクからご覧ください。

管理番号:LC-939-21-04-0010
使用期限:2022.11.30

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