本が嫌いな子どもなんていない!子どもを読書好きに導く3つのポイント

本が嫌いな子どもなんていない!子どもを読書好きに導く3つのポイント

本が嫌いな子どもなんていない!子どもを読書好きに導く3つのポイント

漫画やアニメ、YouTubeに夢中で本にはまったく見向きもしない。そんな子どもをみて「うちの子は本が嫌いなんだ」と思うママやパパも多いかと思います。「じつは本が嫌いな子どもなんていない!」そう語るのは「現役東大生」にして株式会社Yondemy代表の笹沼 颯太(ささぬま そうた)さん。今回SUKU×SUKU(スクスク)では、笹沼さんに『本が嫌いな子どもはいない』と語る真意を教えていただきました。

習い事スクスク編集部

習い事スクスク編集部

習い事を多く経験してきたメンバーからなる編集チーム。子育てや受験対策、スポ少コーチに奮闘するママ&パパが、本当におすすめしたい習い事のお役立ち情報をお届けします!

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今回教えてくれた人
笹沼 颯太(ささぬま そうた)
株式会社Yondemy 代表取締役
笹沼 颯太(ささぬま そうた)
株式会社Yondemy 代表取締役。東京大学経済学部経営学科3年生でありながら「日本中の子どもたちに豊かな読書体験を届けたい」との思いで起業。株式会社Yondemyを設立。 本を通じて子どもの一生涯の成長を支えるオンライン習い事サービスを展開している。子どもの頃は、毎日小学校の図書館で本を借りて読んでいたほどの本好きで、お気に入りの絵本は「ミロと魔法の石」。
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目次

「読書は大切」と考える親御さんはとても多く、小さいときから絵本を読み聞かせて一緒に本を楽しむ方や、歯医者や病院などでも自ら絵本を手にとって一人で楽しむお子さんも多いかと思います。

しかし絵本を卒業する頃にはYouTubeやアニメなどに関心が移り、「自分から本を読む機会が減る」パターンが多くなってきます。

文科省の調査によると、小学校2年生が本を読まなかった理由の第一位が46.2%で「読みたい本がないから」でした。
(出典:親と子の読書活動等に関する調査

「本が嫌いな子どもはいないんです!」
そう教えてくれたのは、現役東大生でありながら、本を通じて子どもの成長を支えるオンライン教育サービスを展開しているYondemy代表、笹沼さんです。

実は本が嫌いな子どもなんていない!?

「本が嫌いな子どもはいない!」その真意を笹沼さんはこう語ります。

笹沼さん

笹沼さん

保育園や幼稚園の読み聞かせ会の風景を思い出してください。
先生が絵本の読み聞かせを始めると、子どもたちは面白いほど絵本に吸い寄せられていきますよね。
 
本来、子どもはみんな『おはなし』が大好きなんです

とは言っても、実際に子どもは本に見向きもせずアニメや漫画、YouTubeに夢中…。
これについて笹沼さんはこう答えてくれました。

笹沼さん

笹沼さん

子どもたちがアニメや漫画・YouTubeに夢中なのも、それぞれの『おはなし』が好きだからです。
 

例えば同じアニメでも、冒険ものが好きな子もいればギャグアニメが好きな子もいますよね。一括りに「アニメが好き」というわけではないはずです。
 
本も同様です。その子にとっての好きな『おはなし』にまだ出会っていないだけなんです。

子どもが読書好きになる!ママパパに知ってもらいたい3つのポイント

本が嫌いな子どもはいない!とおっしゃる笹沼さん。
子どもが読書から離れてしまう原因と、あっという間に読書好きになる3つのポイントを教えてくれました。

ポイント1:子どもにとって“ちょうどいい本″を選ぼう!

笹沼さん

笹沼さん

子どもが読書から離れる原因の一つに、子どもにとっての『ちょうどいい本』を選べていないことがあげられます。
 
ちょうどいいとは、子どもの好みとレベルに合うということです。
 
先ほどアニメや漫画、YouTubeについてもお話ししましたが、子どもが「面白い!」と思う物語でないとつまらなく感じて飽きてしまいます。
 
また、その子にとって難しい漢字や内容が出てくると途端に集中力が切れてしまい、想像を膨らませながら読むことができなくなってしまいますから、ちょうどいい本を選んであげてください。

なんだか、子どもにとってのちょうどいい本選び、難しそうですよね。
笹沼さん曰く「子どもの好みに合う本選びは、子どもが好きなアニメや漫画、YouTubeから好きなところを探すことがポイント」とのこと。

笹沼さん

笹沼さん

本が苦手でもアニメや漫画、YouTubeが好きな子には「このアニメのどこが好きなの?」「どうして好きなの?」といった具体的に好きなところを教えてもらい、それに近い本を選ぶことがポイントです。
 
例えば、主人公が冒険をするアニメが好きなら『エルマーのぼうけん』も好きかもしれませんし、笑えるYouTubeが好きなら『かいけつゾロリ』に興味が出てくるかもしれません。
 
ぜひお子さんとのコミュニケーションを通して、お子さんが好きになれるような本を探してあげてください!

また、好みは合うけど難しくて読みきれなかった、読めたけどよくわからなかったという体験を繰り返すと、本そのものへの苦手意識が強まってしまうそうです。

子どものレベルに合う本選びは難しいですよね。

お子さんが本を読んでいる姿を観察したり、もし可能であれば「この本面白かった?」「どこが面白かった?」「難しいところはなかった?」など、子どもとその本について話しをすると良いそうです。

また、児童書コーナーでは「〇年生向け」と学年で分けられていることが多いですが、たとえ3年生だとしても3年生向けの本が合うとは限りません。その子の読書レベルに合わせて本を選ぶと良いのだそう。

ポイント2:1人で本を読むことに慣れるようにしよう!

笹沼さん

笹沼さん

読み聞かせは喜んで聞いていたのに、自分からは本を読まないと悩む親御さんが多いです。
子どもにとって読み聞かせは、親に読んでもらうのを聞くことですよね。
 
実は、読書が苦手な理由の一つとして「自分で文字を読んで物語を理解する」ということに慣れていないことがあげられます。

続けて、ママパパと読む時間が好きだけど、一人で本を読む時間に慣れていないということも読書が苦手になる原因のひとつだといいます。

笹沼さん曰く、多くの親御さんはお子さんが小学生に上がったタイミングで読み聞かせを卒業しますが、じつは小学生でも、ひとりで本を読むことに慣れていない子には、親御さんのサポートをおすすめしているとのこと。

具体的な方法としては、読み聞かせをしながらも『どんなところに注目して読んでいるか、何を考えながら読めば本を楽しめるのか』をママパパが教えてあげること。

また、ママパパにとっては少し根気がいりますが、「じゃあ今度は○○ちゃんが読んで!」とお子さんにも読んでもらうことも効果的なのだそう。

ポイント3:子どもの生活の中に本を忍ばせよう!

笹沼さん

笹沼さん

お子さんに読書をしてもらいたいと思っている皆さんは本を読んでいますか?リビングに本棚はありますでしょうか?
 

普段読書をしない親御さんには耳が痛いお話ですが、お子さんが読書をする環境が整っていないことも読書から離れてしまう主な原因のひとつなんです。

ドキッとした方も多いのではないでしょうか…。
子どもたちは、親のやっていることを真似したくなるものです。そのため、親が本を読む習慣がある家庭では普段から読書をする子どもが多いのだそう。

とは言っても、すぐに本を読む習慣をつけることは難しいですよね。
そこで、笹沼さんにおすすめの方法を教えていただきました!

子どもが本に触れる機会を増やす

笹沼さん

笹沼さん

リビングで家族がテレビを見ていると、自分も見たくなることってありますよね?
 
同じように家族が楽しく読書をしている姿を見ると、思わずお子さんも本を読みたくなるものです。
 
本当に?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、意外とこれが効果的なのでぜひ試してみてください!

本を読む時間がとれない!という方は、まずはリビングやソファーなどお子さんの身近な場所に本を置いて、いつでもお子さんが本を手に取れる環境を作ることが大切だと笹沼さんはおっしゃいます。

1日10分の読書を続ける

笹沼さん

笹沼さん

ポイントは読書を必ず10分間で終わらせることです!
 

皆さんもテレビを見ていると「続きはCMのあとで!」と言われると気になってしまうことありますよね。 

本も同様に、物語の続きが気になる状態を続けることで、本を読む習慣づけができるようになっていきます。
 
お子さんから「もう少しだけ読みたい!」を引き出せたら大成功です!

まとめ

笹沼さんは「1冊まるまる読まなくても、つまみ食いのように読みたいところだけ読めばいいんです」とも教えてくれました。
私たちが思っているよりも、本はもっと気軽に読んでも良いのだそう。

笹沼さんが教えてくれた3つのポイントをおさえて、ぜひお子さんが気軽に本を手にとれるような工夫をしてみてくださいね!

今回取材にご協力いただいた企業

今回、取材にご協力いただいた株式会社Yondemyは、現役東大生を中心とするメンバーにより、子どもが読書好きになるオンライン習い事「ヨンデミーオンライン」を運営しています。
「ヨンデミーオンラインを始めてから、読書が生活の一部になった!」といった声も多い同サービスは、独自開発の「AI司書」と、全国の司書さんとの協働体制のもと独自に分析した1,000冊以上の児童書データの活用によって、「読書好きへの入り口」である「お気に入りの一冊との出会い」を届けているそうです。
詳細は、以下のリンクからご覧ください。

※本記事は、2020年11月時点のインタビューに基づいたものです。

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